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大学病院・総合病院の看護師の転職と仕事

 2018/08/25 看護師 仕事
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大学病院と総合病院の違い

大学病院・総合病院の看護師の転職と仕事

大学病院と総合病院の違いと概要

全国的に看護師の人材不足が深刻な問題になっていますが、高齢化が進む今の時代ではこの問題は本当に大きなものとなるわけです。

しかし、もっと深刻な事態は今後の時代ではないでしょうか。

今後はますます高齢者が増え、必然的に時代は超高齢社会へと進んでいきます。

特に医療業界で2025年問題と呼ばれる団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる時代です。

そのときに看護師の数が足りないとなれば大変な事態が想定できるわけです。

看護師不足の問題を解決させるのは、やはり看護師がそれぞれ自分が理想と思える職場に就き、離職などもせずに働くことができるという状態を確保することなのではないでしょうか。

看護師が活躍する職場というのは、病院やクリニック・診療所、介護施設、あるいは保健所や企業、保育園など今はさまざまなところで働くことができます。

しかし、昔からやはり志願者が多いのは病院なのではないでしょうか。

実際に看護師の70%は病院で勤務しています。

この病院にしても、大きく大学病院と総合病院に分けることができます。

大まかに言えば、大学病院も総合病院も、高度で最先端の医療を行っているという点では同じです。

ですから単純に看護師が病院に転職したいと願うのであれば、どちらを選んでも大きな違いはありません。

しかし、もう少し深く両者の仕事内容を比較すれば多少の違いは出てきます。

たとえば、大学病院では教育機関という役割を担っているわけですから、そこで看護に従事する看護師の教育制度はかなり充実していると言えます。

大学病院での教育制度は新人看護師の教育プログラムはもちろんあるのですが、それだけではなく、各レベル別の教育が実施されています。

また、病院内研修の内容や実施回数、そしてその充実度を比べるとやはり総合病院よりも深いと言えます。

ですから自己のスキルアップを目指したいという看護師には大学病院で勤務するのが適切なのではないでしょうか。

大学病院が看護師の教育機関であるのに対して、総合病院はより実践的な看護師を育てるところと言えるのではないでしょうか。

総合病院で働く看護師は、静脈注射や採血、マーゲンチューブの入れ替えなどを行っていますが、大学病院で働く看護師は基本的にそれらを行うことはあまりありません。

これらは大学病院の医師が行うことになっているため、看護師は行ってはいけないと厳しく決められていることもあります。

こうしたことから、より上の看護技術というものを求めるのであれば、大学病院ではなく総合病院を選ぶ方がいい場合もあります。

看護師が病院への転職を求めるとき、このように大学病院にするかあるいは総合病院にするか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

これらの違いを厳密に言えば、以上のような特徴があり、自分が真に求めるものによって選択は違ってきますが、そこまで考えず、病院で看護に従事したいという思いで仕事をするのであれば、たとえば給料や年間休日数、有給消化率などの待遇面を基準にして選ぶこともできます。

一番大切なことは、妥協することなく、自分が働きやすい環境というものを手に入れることだと言えます。

大学病院に勤務する看護師のメリット・デメリット

大学病院には公的病院である国立大学附属病院(東京大学医学部付属病院・大阪大学医学部付属病院など)や公立大学附属病院(札幌医科大学附属病院、横浜市立大学病院など)と、民間病院である私立大学附属病院(慶應義塾大学附属病院・北里大学病院など)があります。

大学病院は特定機能病院で、一般病院よりも重症の患者さんや難病の患者さんが多く集まってきます。

そのため大学病院に勤務することで様々な症例を経験することができます。

また大学病院は教育機関でもあるため、研修や勉強会などの教育制度が整っています。

システムだけでなく、技術や知識も完全分業化がすすんでいるため、専門的な知識や技術が身につきます。

また福利厚生や給与も高めに設定されています。

しかし、メリットばかりではありません。

分業化するということは、研修医が注射や点滴を行うことも多く、手技をする機会が少なくなるので、一般的な技術が向上しにくくなるデメリットもあります。

また高度専門医療、三次救急であるがため急患、手術が多く、勉強会、委員会、新薬等の説明会など看護業務以外に時間を取られるため、残業が多くなりがちです。

大学病院は、主に看護師として知識向上・キャリアアップを果たしたい方におすすめの職場といえるでしょう。

総合病院に勤務する看護師のメリット・デメリット

総合病院とは

許可病床数100床以上で主要な診療科(最低でも内科、外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科の5科)を含む病院のこと。(Wikipediaより)

という定義です。

総合病院は、中小規模の病院から大規模な病院までありますが、大学病院と比較すると業務が細分化されておらず、さまざまな疾患を持つ患者さんが集まってきます。

そのためさまざまな症例を見たり経験することができます。

患者さんとの関係も大学病院より近いため、患者さんの精神的ケアもよりアットホームな環境で行えます。

ただし待遇面では、公的病院か民間病院か、規模が大きいか小さいかで給与に差があります。

大病院(大学病院・総合病院)で働きたいなら医療系の大学が有利

看護師になるには、専門学校を卒業する必要がありますが、最近では大学の看護科を卒業し看護師になるという方も増えています。

大学の看護科で勉強すると、より詳しい勉強を行うことができるため、卒業後のことを考えてもプラスです。

大学では、看護に関しての詳しい知識を学ぶことができます。

看護に必要な知識、医療や器具の使い方など、働いていくうえで必須となる勉強を行っていくことができるのです。

しかも、大学の場合4年間にわたって勉強していくことができるので、より幅広い知識を得ることもできます。

医療に関することばかりではなく、チーム医療など現場に立った時に役立つ勉強を行っていく事ができるのです。

十分な時間をかけて勉強を行っていきたい人は、大学を選んでみてもよいでしょう。

大学の中でも、医療に関する大学を選ぶと、看護師としての勉強を行いやすくなります。

大学と一口に言っても、総合大学と医療系の大学が存在しています。

医療系の大学の場合、専門的な知識を勉強できるだけではなく、十分なフォロー体制も期待することができるのです。

看護師として、大きな病院で働くことを夢見ている人は、医療系の大学で勉強してみるとよいでしょう。

医療系の大学を卒業すると、地元で有名な総合大学や大学病院に就職できる可能性も高くなってきます。

新卒の状態で、レベルの高いところで働きたいという夢を持っている人は、学ぶ場所から考えてみることで夢を叶えていくことができます。

大学病院・総合病院の体験談

大学病院のナースを経験して感じた事

1研修が多い
大学病院に就職して感じたのは、とにかく研修が多いことです。

大学病院は、教育機関という役割も担っていることもあって、看護技術、倫理教育、インシデントについて、感染対策についてなど研修がもりだくさんでした。

仕事が終わっていなくても研修に参加しなければならなかったので、研修から戻って残業することもあり、帰りが遅くなることもたびたびありました。

2プリセプターシップ制度
私が働いていた病院では、プリセプターシップ制度というものをとっていて、新人ナースに教育担当の先輩が1人ついて、1から指導してもらいました。

教育担当になると、師長と新人と3者で面談し、新人の技術チェックをしたり、新人のレポートの出来具合をチェックしたりと日々の業務に加わってくるので、チェックの量が多いと大変でしたね。

3レポートが多い
大学病院は、教育+研究機関ということもあり、レポートが年に何個かありました。そのレポートをこなさないと、ラダーと言って、ナースとしてのキャリアアップが難しくなってしまいます。

レポートを作成すると発表会というのが病院全体で開かれ、質疑応答などもありました。

レポート提出前は、締め切りに追われて眠れない日々が続きました。

4若いナースがほとんど
年齢が上の方々もいますが、私の病棟では、半数以上が20代の独身ナースでした。

結婚出産で辞めていく人が多かったです。

ママさんナースでも働きやすい職場づくりが病棟全体としての課題だと感じさせられました。

大学病院から地方の総合病院に転職

ライフワークバランスのとれた生活へ(30代・女性)

【転職時に利用した媒体】
・看護師転職サイト
・ナースセンター
・病院・施設のホームページ
・友人・知人の紹介

現在地方の総合病院につとめる看護師です。

正職員として勤務していますが、日勤のみ時短勤務です。年収は350万円くらいで、ボーナスは年2回あります。

私が看護師になったのは、手に職を持ち安定した生活がしたいという打算的な考えからでした。実際働いてみると、大変な仕事ですがやりがいもあり、自分にあっていたと思います。

転職回数は1回で、結婚後に出産し、それまで勤めていた大学病院の忙しさでストレスがたまってしまったので、別の病院で家事育児と両立ができる程度に働けるところを探しました。

そこで、時短勤務で日勤しかできなくても受け入れてもらえ、さらに付属の保育園がある現在の病院を選びました。

給料は下がりましたが、想定内で、心と時間に余裕を持てるようになったことがよかったと思います。

目指す看護師の理想像としては、患者さんの目線にたち、忙しいなかにも寄り添う姿勢を忘れないでいたいと思います。

私が最初に情報収集で、転職サイトをいくつか散見しました。

口コミなどで良いところ、育児しやすいところで日勤のみ時短勤務でも受け入れてもらうという自分の条件が叶うところをピックアップしました。

最後の決め手は、やはり実際そこで働いていた友人の評価です。

サイトなどを見てもわからない部分、雰囲気が良くわかりました。

面接のときには、自分の希望を伝えるだけでなく、それまでやって来た経験や知識をどう活かすことができるのか、また、時短で日勤しかできないなかでもどのように貢献していきたいのか、という思いを伝えました。

転職は大変なところもありますが、自分らしく働ける場所を見つけると、よりライフワークバランスのとれた生活ができるようになると思います。頑張って下さい。

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叶

人材紹介会社に10年間勤めた後、独立。現在、医療・介護系の求職者を中心に転職のアドバイスを行っている。

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