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保健師の仕事内容と役割とは?

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保健師の仕事内容

保健師の仕事内容と役割とは?

保健師とは

保健師は、地域で生活するすべての人を対象に、病気を予防して健康な生活が送れるように活動する責任があります。

一人ひとりが自分の心身の健康がどのような状態なのかを知り、働き方や日々の生活との関係を理解して自分の問題を発見し、解決する力をつけていくことを支援します。

個別に支援する活動には、健康相談や家庭訪問等があります。

健康相談は、電話や面接で相談者の心身の不調や生活や生活上の悩みを聞き、相談を通して不安の緩和や問題への気付き、生活改善や問題解決の主体的な取り組みをうながします。

家庭訪問は対象者の家庭に出向くことで、家の中や周辺の環境、家族の関係など暮らしの様子を具体的に把握することができます。

対象者や家族の生活に即した実現可能な解決策をともに考えていきます。

健康教育は、主に集団を対象にしています。健康問題を解決するために、直面している問題に主体的に取り組む実行力を身につけられるように支援していく活動です。

生活習慣病予防、禁煙等のテーマがその例です。

難病や精神障がい者と家族への支援も行い、医療や必要なサービスを整えます。

保健師の働く場としてもっとも多いのは、都道府県・市町村等の地方自治体で、全体の7割を占めています。

所属部署でいちばん多いのは、保健所や保健センターです。

介護保険・児童福祉・障がい者福祉等などいった、福祉分野の配置も増えています。

地方自治体以外では、事業所や病院・診療所等、働く場が広がっています。

保健師の仕事

保健師は、地域住民の健康を守る専門職です。

すでに病気になっている人にも働きかけます。

病気の人がそれ以上悪くならないように、重病の人でも安心して地域で暮らしていけるように手伝います。

人々がより健康的に暮らせるようにその生活を支えるのも、保健師の仕事です。

そのため保健師の仕事は、場を選びません。

働く場を選ばず、外へ出かけて行って大勢の人と会います。

あらゆる年代の人の健康を支える仕事でもあります。

例えば、赤ちゃんを対象とした乳児健診、成人向けの健康診断や、保健指導などを行います。

育児相談では、子育てに関する相談を受けてアドバイスもします。

家庭訪問では、家族を自宅で介護している人から、その大変さを相談されて社会資源(介護保険サービスなど)を適用したり、不足している資源はつくり出すこともあります。

さらに、保健師という仕事は相手の話に耳を傾けて共感し、寄り添っていきます。

そのためには、相手の年代や状況に合わせて臨機応変に対応する柔軟性が必要です。

保健師の仕事には、大きく分けて個人に働きかける個別対応と、集団に働きかける集団対応があります。

人々が健康な生活を維持できるように手助けしたり、病気になってしまった人が少しでも安心して療養生活を送れるように手伝ったりするのは個別対応です。

それとは別に、特定の地域や職場などがどのような状態にあるのかを調査して課題を見つけ出し、それを解決するように働きかける集団対応は、保健師の仕事の大きな特徴です。

保健師に必要な資質

保健師は、子どもからお年寄りまで対象も多岐にわたり、健康な人から疾病をかかえる人まで、健康レベルもさまざまです。

専門職として、科学的な知識と技術で的確に判断を下さなければいけない場面も多々あります。

同じ職業の人だけでなく、いろいろな職種の専門家とチームを組んで仕事をしなければなりません。

あらゆる健康レベルの人たちと接する職業なので、自分自身が健康で心にゆとりがなければなりません。

保健師は、さまざまな価値観をもつ人たちと出会い、その人たちの考えや生活を尊重しながら、どのようにしたらより健康な生活が送れるかをともに考えて支える職業です。

自分の価値観を押し付けるのではなく、相手の価値観も受けいられる柔軟な思考と人間性が重要になってきます。

地域の人たちがどのような生活をしていけば、より健康な生活が送れるのか、理論に基づいた科学的裏づけをもって判断できることが大切です。

その人らしく生きていくためには、どのような支援が必要なのかを客観的に見極めることが求められます。

経年的データの分析から、年齢や地域の特徴等を考慮して今後起こりうる疾患等を予測する力も必要です。

保健師の仕事は、幅が広く奥が深いので新しい情報を常に取り入れていかないと、時代のニーズに追いついていけないのが専門職の仕事といえます。

また、チームを組んでいろいろな人たちと協力し合って仕事をしていく場面が数多く存在します。

チームで知恵を出しあって努力することが大切です。

これから保健師に期待される役割

保健師は、人々の健康を守る仕事ですから、医療や健康に関する専門知識は必須です。

ただ、保健師として働くためには、それだけでは足りません。

保健師は、地域や職場など相手の土俵に入って、いってはじめて出会った人からも必要な情報を聞き出さなくてはなりません。

このとき単純に話を聞くだけでなく、相手の表情やその場の状況から敏感に感じ取ることも必要です。

地域で健康増進の体制をつくる際には、NPOに協力してもらうなど、さまざまな人の力を借りて、大勢の人が協力し合えるように関係をつないでいきます。

どのような仕事でもコミニュケーション能力は必要ですが、保健師として働くときには特に必要です。

会話をするだけでなく、人間として向き合い、つながっていくことが欠かせません。

人と関わることが苦手と感じる人でも、心配することはありません。

コミニュケーション技術は学べるし、経験からも身に付きます。

保健師は、いつもその時代の最前線の問題に直面しています。

現代なら、大規模な災害時の支援活動、生活習慣病予防、自殺対策を含むメンタルヘルス、児童虐待を含む子育て支援、新型インフルエンザ対策などです。

個別に保健指導を行ってその人の健康状態が改善されていくのを手助けするのは大切です。

ですが、保健師の本領を発揮して予防につなげていくためには、集団を分析して対策を練るといった集団対応の業務はやりにいです。

それでも、病院や診療所で予防や集団対応といった活動をする可能性はあります。

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叶

人材紹介会社に10年間勤めた後、独立。現在、医療・介護系の求職者を中心に転職のアドバイスを行っている。

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