看護師の年収と年収アップの転職方法とは?

看護師の年収アップ

看護師の年収と年収アップの転職方法

看護師の年収(収入)と年収をアップさせる転職方法についてまとめました。

看護師の年収

看護師の年収は全国平均で約483万円です。

最新版(2020年度)の129職種の職業別平均年収ランキングでは、正看護師が36位、准看護師が77位となっています。

職業別平均年収ランキング

男女差は多少あります。

男性看護師の平均年収が約496万800円、女性看護師が約481万3600円です。

その差は、約15万円あります。

しかし、男女の勤務場所、勤務体系、勤続年数等の違いを考慮に入れるとそこまで大きな差はありません。

女性の職種別年収をみると、全職種の女性の平均年収が388万円ですので、看護師の年収は約93万円高いです。

看護師を女性の職業としてみた場合には、稼げる職業であるといえるでしょう。

また全体として看護師の給与は、良くも悪くも景気に左右されにくい特徴をもっています。

看護師は好景気の恩恵を受けにくいが、不況に強い職種であることは間違いありません。

看護師の年収の差はどうして生まれるの?

看護師の年収の差はどうして生まれるの?

地域別の平均年収が高いのは関東、近畿、東海地域

看護師の地域別賃金表2020

※賃金データは日経ヘルスケア調べ(2020年11月)を参考にグラフ化しました。ハローワークを含む求人票に記載のデータで、残業代、賞与は含まれていません。あくまでも地域の看護師の給与水準を把握するための資料です。

看護師の年収は約483万円ですが、勤務地(地域、都道府県)で大きく異なります。

たとえば、『令和元年賃金構造基本統計調査(厚生労働省)』によると、岐阜県の看護師(543.4万円)と宮崎県(391.5万円)の看護師では、その差は、約152万円です。

地域別でみると、関東、近畿、東海地方が高く、九州・沖縄、四国、中国が低い傾向にあります。

転職する前に看護師の給与は地域差が大きいことを知っておく必要があるでしょう。

年代別年収では50代が一番多い

看護師の年代別平均年収

看護師の年代別の年収では、50代が最も多くなっています。

20代前半が389.3万円で、50代の後半が534.4万円です。

その差は、約145万円です。

20代から50代の年収を月収になおすと、32.5万円~44.5万円(諸手当、ボーナス込)となります。

昔から看護師の給料の上昇を折れ線グラフにすると緩やかなS字カーブを描くと言われており、実際そのように推移していきます。

若い頃の給与は一般的な職業より高いが、その後の伸び率(昇給率)は低いという特徴があるといえるでしょう。

50代での給料が高いのは、勤続年数の他、看護師長、部長など役職のつく人の割合が高いことも一因です。

勤務体系では夜勤専従看護師の給与が高い?

夜勤専従看護師が日勤のみの看護師よりも高いことは容易に想像がつくと思います。

夜勤専従 > 二交代・三交代あり > 日勤のみ

という一般的な認識は間違っていません。

しかし、夜勤専従看護師は時給に換算すると深夜手当がつく分高いのですが、正規雇用の求人は少ないです。

また夜勤専従であるがため休日は多くなりますが、逆に勤務時間が減る分、給与もその分減ることになり、結果的に普通の常勤とあまり変わらない収入になるケースもあります。

したがって、どちらかといえば夜勤専従看護師だから年収が高いというより、少ない労働時間でも年収が高いと言った方が正確です。

夜勤専従看護師は、非常勤のパート、派遣として働くのであれば、効率の良い働き方であるといえます。

夜勤専従看護師の求人事例
  • 病院、松戸市、常勤、年収510万円~580万円
  • 病院、福岡市、派遣、日給3万1,000円
  • 病院、大阪市、非常勤・パート、月収40万円~50万円

病院で給与が高いのは公立病院・国立病院

運営母体(設置主体者)別の看護師の給与
病院看護師で平均給与がもっとも高いのが、「社会保険関係団体」、次いで県立病院や市立病院などの「公立病院」です。

その次に「国立病院」、そして大学病院や日赤病院、済生会病院、JA厚生連などの「公的病院」が続きます。

「公立病院」や「国立病院」に勤める看護師は公務員扱いになるため、給与・賞与は安定し、福利厚生も充実しています。

民間の医療法人や個人病院の給与は、その規模や経営状態により給与格差がありますが、全体としてみた場合、公立・公的病院より給与は低めです。

公立病院で勤務する看護師は、民間病院に勤める看護師より、年収をひと月当たりでは平均で2万円以上給与が高い計算になります。

もちろん自治体によって給与格差はありますが、全体として高い水準にあることは間違いありません。

公務員看護師の給与も初めは民間病院との差は大きくありませんが、ベテランになり役職が付くようになると差が出てきます。

また公務員看護師の場合、定年まで勤めあげると、2201万3千円の退職金が出ることもあり、生涯年収でさらに差が出ます。

民間看護師の生涯年収が平均で2億円に満たないのに対し、定年まで公立病院で勤め上げることで2億4千~2億5千万円の賃金を得ることが可能です。

ただし、財政的に公立病院は9割が赤字体質であり、現在進行形で再編・統合が進んでいるため、今まで通り安泰というわけにはいかないかもしれません。

基本的に公立病院は、離職率が低くく求人が少ないため、採用倍率が高く人気です。

そのため転職するにはタイミングを見計らう必要があります。

看護師求人データからみる医療・サービス職種別の給与

医療介護看護師の職種別平均賃金2020

ハローワークや医療系求人サイトの求人募集要項に記載されている看護師の給与です。

医療・介護サービス内容別に分類すると、月給では訪問看護(29万3,508円)が最も高くなります。
次にサービス付き高齢者向け住宅(29万2,844円)有料老人ホーム(28万3,926円)と続きます。

注記)
『医療介護看護師の職種別平均賃金』の表では、時間外手当(残業代)や賞与を含んでいないデータのため病院、クリニックは相場より低くなっています。したがって、介護サービスで働く場合の平均賃金の参考資料にしてください。

看護師の転職での年収アップの方法

看護師の年収アップの方法

看護師の年収を決める要素は様々ですが、最終的には、就業先の都道府県(地域)病院・施設の経営母体勤務形態職種に左右されることは間違いありません。

上記以外にも、経験・キャリア持っている資格・スキル学歴なども収入に影響します。

これらを総合して考えることでどうすれば、転職で年収アップが可能なのかが見えてくるはずです。

たとえば、地域の賃金差だけに着目すると、宮崎県(391.5万円)に住んでいる看護師なら隣の熊本県(430.4万円)に就業場所を見つけるだけで、年収が約40万円アップする可能性があります。

もし現在、一人暮らしで九州で働けるならどこでもよいということであれば、佐賀県(473.4万円)で勤務先をみつけることで、年収約80万円アップの可能性が高まります。

サービス内容だけ見ても、たとえば、現在、特別養護老人ホームで働いている場合、転職で訪問看護師として働くことで、月収で約5万円、年収ベースで約60万円アップする可能性(賞与、残業手当なしの場合)があります。

つまり土台となる賃金と現在のあなたの立ち位置さえ分かれば、求人の条件を詳細に設定できるため、転職で年収をアップさせることは十分に可能なのです。

「なんとなく年収が高い方がよい」といったイメージだけで転職活動をするよりも、既存の情報やデータをうまく活用することで、良い結果をもたらすことができるでしょう。

年収アップの転職におすすめ

『看護師の年収と年収アップの転職方法とは?』のまとめ

看護師の年収と年収アップの転職方法とは?
  • 看護師の年収は平均で約483万円、男性が約496万800円、女性が約481万3600円
  • 看護師の平均年収の差は「地域」で最大約152万円、「年齢」で最大約145万円
  • 病院の運営元、公立病院か民間病院か、病院・施設の規模によっても年収格差が生まれる
  • 医療・サービス別(職種)によっても賃金格差がある
  • 様々な角度の賃金データを踏まえて、求人条件を設定すると転職で年収アップしやすくなる
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