看護師の転職失敗談から学ぶ転職の成功法則
看護師の転職の失敗体験談から転職を成功させるための法則を見出しました。
多くの人は成功を求めるあまり、転職成功談を読むことを好みます。
しかし、先輩達の転職の失敗から学ぶことも同じ位大切です。
以下に転職の失敗から学ぶことで転職の成功法則をまとめました。
看護師の転職で失敗する最大の理由とは?
【看護師の転職失敗談から学ぶ転職の成功法則の簡単まとめ動画】
看護師さんの転職の失敗は何に起因するのでしょうか?
一言でいうなら、『情報不足』だったからです。
もちろん情報不足と言っても、実際には様々なパターンがあります。
箇条書きにしてまとめると以下の通りです。
- 求人票の内容を見落としていた
- 雇用契約書(雇用条件)を確認できていなかった
- 病院・施設の見学をしておらず病院の体制・雰囲気を知らなかった
- 病院・施設の発信する「良い情報」のみを鵜呑みにしてしまっていた
- ハローワークの相談員や転職サイトの担当者の意見に流されてしまった
求人票、雇用契約書の条件をしっかりと精査し、病院施設の体制・雰囲気を知り、良い情報だけでなく悪い情報を集め、周りの意見だけでなく主体性をしっかりと持って決断することで、転職の成功に近づきます。
転職する前の良いイメージとのギャップが大きくなればなるほど、転職に失敗してしまったと考えてしまうことになるのです。
したがって、自分が考える以上に転職を希望する職場の情報を収集する必要があります。
転職後の生活に対する良いイメージだけでなく、生活に基づくリアルなイメージを持っておくとよいでしょう。
社会学者の吉田民人氏によれば、「物質、エネルギーと並ぶ宇宙の根源的要素」ということになります。
確かに人生の方向性を決めるという事を踏まえれば、まさに情報は宇宙の根源的な要素であるといえるでしょう。
しかし、転職ライブラリープラスのこのページ限定(看護師転職サイトのおすすめ-看護師の転職の失敗談から学ぶ転職の成功法則)で、「雇用主側(医療機関)の労働に関わる全ての情報」と定義しています。
失敗から成功が見えてくる
転職に成功した看護師の体験談は看護師転職サイト(公式サイト)に数多く掲載されています。
確かに転職の成功談の中から、TTP(=徹底的にパクるの略)のは一つの方法です。
さらに転職の失敗談を読んだり聞くことは、より転職を成功させることに繋がるといえます。
たとえば、外の暗闇から明るい部屋の中はよく見えますが、逆に部屋の中からは外の様子がよく見えません。
闇から光を見ることで、物事がよく見えるようになるのです。
つまり失敗という闇から成功という光を見ることで、成功し易くなります。
『失敗学』で有名な畑村洋太郎氏の言葉を借りれば、「失敗の共有」も大切です。
(例えば看護師さんなら転職に限らず、職場でもインシデントの共有をしていると思います。)
もしまだ転職に失敗していなくても、自分の問題として失敗をリアルに感じることができれば、たとえ転職の経験が少なかったとしても、多くの経験を得たことになるのです。
経験不足を転職の失敗談から学び、感じることで、成功への道筋が見えてくるでしょう。
看護師さんの転職の失敗事例(体験談)まとめ
▼ハローワークでの求人で失敗
【満足度:3/10点】
常に求人に掲載されている職場は、要注意
総合病院では、内科系の病棟と外来で主に勤務していました。
転職を決意したのは、老年看護がやりたいのと家族の介護・育児のためです。
そこで、自宅近隣にある老人保健施設に転職しました。
パートは、勤務時間や勤務日数を選択できるところや育児をしている職員に対する待遇は良かったです。
しかし、常に施設全体として人手不足で、離職率の高い職場でした。
特に介護士の離職率が高く、指導をしても退職していくので、指導する気になりませんでした。人手不足から色んな求人に掲載している職場でした。
そのため、最終的に退職しました。
常に求人に掲載されている職場は、要注意です。
あえて求人を掲載しない職場もあります。
知人の働いている職場など色んなところからの情報を入手していから、職場は慎重に選ぶべきです。
【満足度:3/10点】
夜勤のない病院に転職して給与が半分になって困った
そこでずっと勤務していたので、20年になりました。
年収は大体、500万円ぐらいです。
役職としては、主任でしたのでそれなりに満足することもありました。
しかし体力的に限界と感じて、転職をすることにしたのです。
転職で希望したのは、夜勤のない病院です。
その希望を叶えることができたのですが、今となっては給与が半額になってしまったことで困っています。
そのことから転職をしても、納得できずにまた転職をすることを考えています。
今から転職をする人の場合は、そのことについて十分に理解をして行なうことが重要です。
いざ転職したものの、やっぱりお金に困るとなると本当に辛いです。
【満足度:4/10点】
転職先のことをしっかり調べて結論を出して欲しい
診療科に関しては外科で変わらずでした。勤務体制は早番、日勤、遅番、夜勤とありました。
年収は390万円ほどありました。
結婚と同時に地元を離れることになり転職を決意しました。
また、遠方になるにあたり交通費が限度額を超えてしまうので転職しようと思いました。
転職して失敗だったのが、転職先ではなかなか休みの融通が利かず有給消化がほとんどできない状態です。
前の職場では、比較的休みが取りやすい環境だったのでここまで違うのかと驚きました。
これから転職をする方に関してのアドバイスは、今の職場の環境は他の病院に比べると恵まれているのかもしれないということです。
転職先のことをしっかり調べて結論を出して欲しいとおもいます。
▼看護師転職サイトの求人で失敗
【満足度:2/10点】
下調べ不足は後で後悔が残る
勤務は8時くらいに出勤して18時過ぎくらいには帰ります。
前職と年収は大きく変化はありません。
子供もいるため、正社員で働いていますが無理なく出来るようにしています。
転職しようと思ったのは、職場が遠かったことで子供たちもいて毎日大変だったからです。
実際に転職してみると、勤務時間などには不満はないのですが、ベテランナースが見下したような言い方をしてきたりと仕事がやりずらかったり、精神的なストレスを感じることが増えたなと思います。
仕事を選ぶときにはきちんと職場環境も下調べしておいた方が安心して仕事をすることが出来るのではないのかなと思います。
下調べ不足は後で後悔が残ります。
【満足度:5/10点】
情報は一つでなくいろいろな所から
看護師の他に保健師、養護教諭の免許を取得していますがこれからも看護師として働いていくつもりです。
私生活では2人の娘のお母さんをしています。
フルタイムで働き年収は400万円から450万円です。
転職をした理由は県外へ引っ越すことになったのが大きな理由です。
県外への転職は圧倒的に情報が少ないため、地元民の声が分からず、看護師転職サイトの担当の方だけの情報を鵜呑みにしてしまい、いざ転職したら医療レベルが低くて大学病院からのギャップに苦しみました。
まず焦らないことが大事です。
県外から県外への転職は特に一つの看護師転職サイトだけではなく、いろんな方からの情報が大切だと思います。
【満足度:2/10点】
中で働いている人の声が聞ければよかった
日勤のみの常勤採用。
年収は地方から都会へ出てきたのでアップし、以前は2交替制の病院で働いていたこともあり、生活はわりと規則的になった。
産休や育休のことを考えると常勤で働きたかったが、夫が夜勤に対してよく思っていなかったため、看護師の転職会社を通じて紹介してくれた病院であった。
転職してみると、中途採用ということでフォローは1日目のみで、あとは人手不足もありほぼほぼ放置状態であった。
予約制ではない外来であったため、日によって忙しさは異なるものの、忙しいか、すごく忙しいかという違いなだけで、常に人手不足で診察室や処置室の掛け持ちをしなければならず、インシデントを起こさないか毎日ヒヤヒヤしていた。
救急外来とも兼務で、通常の外来をこなしながらいつ来るかわからない救急対応も迫られるので怖かった。
入職時は連勤はあまりないように配慮するとのことであったが、6連勤がザラにあった。
妊娠して切迫流産になりかけた時に、1週間自宅安静となったあとも連勤続きや1人でストレッチャーを運んだりなど、身体の負担を全く配慮してもらえなかった。
もっと中で働いている人の声が聞ければよかったと思う。
看護師の転職失敗談から学ぶ転職の成功法則のまとめ
- 転職の失敗の最大かつ根源的な原因は事前の情報が不足していることである
- 転職の失敗談・事例から学ぶと成功から学ぶことより多くの経験を得られる
- 転職前に良いイメージだけでなくリアルなイメージを持っておく必要がある
- 転職の失敗を自分の問題としてリアルに感じることで成功への道筋が見える
- 求人票、契約書の条件を精査し、体制・雰囲気を知り、悪い情報を集め、主体的に判断することで転職に成功する