介護福祉士になろう

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介護福祉士とは

現在日本において介護は非常に大切な職務の一つとなっています。日本は現在超高齢化社会と言われますが、人口に対する65歳以上の方の比率はすでに25%を超えています。一般的には65歳以上の方の人口全体に対する比率が7%を超えた場合は高齢化社会、14%を超えると高齢社会、21%を超えると超高齢化社会となります。日本は先進国の中でも高齢化が進んだ国であり、それに伴って介護従事者の必要性も多くなっています。例えば介護福祉士の需要が高まっています。

介護福祉士とは、介護職の国家資格です。介護という資格名から分かるように、年配の方や障害者の方が日常生活をスムーズに送れるようにサポートすることが介護福祉士の仕事です。その仕事の中には食事の介助や入浴の世話、排泄の手助け、歩行補助などが含まれます。さらにはメンタル面でのサポートも仕事に含まれます。なお介護福祉士のさらに上位の資格としては認定介護福祉士というものがあります。

介護業界の状況

介護業界は現在盛況を呈しています。2000年度に始まった介護保険制度の予算は当初予算が3.6兆円でしたが、その後右肩上がりで拡大していて、2013年には9.4兆円になっていました。13年間で約2.6倍にも増えています。この傾向はこのまま続くと見なされていて、2025年度には21兆円を超えることが予想されます。このため介護業界は今後も大きな需要が見込まれる可能性があり、それに伴って介護従事者の求人が増えることも予想できます。

介護福祉士になろう

介護福祉士は国家資格のため信用度や活用度が高い資格と言えます。また先述の通り介護業界が「盛況」なため、仕事を見つける機会がそれなりに多くあると言えるでしょう。介護福祉士になるために国家資格を取得する必要がありますが、取得に至るルートはいくつかあります。例えば介護施設での業務の経験がある場合は、「対象となる施設(事業)及び職種での従業期間3年(1,095日)以上、かつ従事日時540日以上」と「介護職員実務者研修」の受講という条件を満たす事で受験資格が与えられます。

福祉系の高校を卒業した場合は、筆記試験で合格する事が必要です(H21年度以降の入学生の場合)。他にもルートはありますが、誰でも簡単に受験できる資格ではありません。とはいえ今後の安定した職を得たい方にとっては、挑戦する価値が十分にある資格です。