高齢者の世話より会社の人間関係の方が大変かも

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介護現場での人間関係はどんな感じ?

介護の現場で大変なことは様々にありますが、利用者との関係や仕事内容だけではなく、職場での人間関係もストレスを感じる原因になることがあります。労働環境が良い職場もありますが、人手が足りていない職場の場合は余裕がなく、体力的精神的にきついため、それが原因でピリッとした雰囲気になることもあるでしょう。少人数でチームを組んで働く閉鎖的な環境にもなりやすく、それをきっかけにコミュニケーションの問題が出ることもあります。職員の知識や経験の違いから意見がかみ合わないこともあるようです。

現場の生の声はどんな感じ?

実際に現場で介護の仕事をしている方がどんな人間関係に悩んでいるか、口コミ情報を見てみましょう。

必死で働いて遣り繰りしてきっちり定時であがっても残業中の人から嫌味を言われることだってある。お子さんの急変に駆けつけなければならない場面で、施設には早退を認めてもらえても現場の同僚からは一瞬嫌な顔をされることだって多い。
予想外だったのが介護職員同士の人間関係の難しさです。介護職を目指すのは、ホスピタリティに溢れていて人が好きというような人が多いのかなと思っていたのですが・・・、今のご時世、本当に色々な人が流入しています。中高年だけじゃないです。若くても普通の企業では働けないような・・・人とコミュニケーションが取れない子とか
施設内は人手不足で忙しく、のんびり教える余裕もない為、仕事内容より人間関係が厳しいところが多いです。

人間関係を改善するために

人間関係が全くない職場を見つけることは簡単ではありません。やはり人間である以上感情で動いてしまうことがあるからです。人間関係の悩みを改善するために意識できることはいくつかあります。例えば同僚と適度な距離感を保つことです。介護職にかかわらず、自分と馬が合う人と合わない人の両タイプは必ずいるものです。10人いれば「8人とは気があっても2人とは合わない」といった事は普通にあります。無理に全員と仲良くしようとせず、業務上の連絡など最低限のことはしつつも適度な距離感をとることが大切です。

また職場における管理者が公平な人間であれば、相談することも大切です。一方的に悪く言うのではなく、「これこれの状況を改善したい」という積極的な意見を述べると物事はうまくいくでしょう。もし職場の人間関係が極端に悪い場合は転職を考えても良いでしょう。その際には転職サポートサービスなどを使うと良いです。転職サポートサービスでは、職場の雰囲気など内部情報を事前に教えてくれることもあります。そうした情報を得ることで人間関係の問題をむやみに経験しないように守られます。