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介護の世界は右肩上がり?
現在転職を考えている方や、これから就職活動を始めたいと思っている方の場合、介護の世界は一つの大きな選択肢になることでしょう。現在介護産業はインターネット産業に近づく勢いで次々と成長しています。2025年には介護保険の総費用が21兆円にもなるとされています。これは2013年度の9.4兆円の2倍以上の金額です。介護関連の企業としてはニチイ学館、ベネッセホールディングス、メッセージなどがメジャーですが、これらの企業は新しいサービスを始めたり増収増益になっていたりと盛況です。そのため介護の仕事を目指すことは将来の安定性にも繋がるでしょう。介護の仕事の中でキャリアアップしやすい仕事をご紹介したいと思います。
キャリアアップしやすい介護の仕事
介護の世界でキャリアアップを目指す場合は、まず介護職員初任者研修という資格を取得することから始まります。 この資格を取っておくと無資格の場合よりも働きやすくなります。平均給料も無資格者と比べると約18,750円ほど高くなってきます。 その後実務者研修を経て介護福祉士になると良いでしょう。介護福祉士は国家資格です。介護福祉士の場合、無資格者と比べると約3万円給料が高くなり、介護職員初任者研修の修了者と比べた場合でも、11,000円ほど高くなります。
国家資格のため信頼性が高いこともさることながら、合格率が約70%と比較的高い確率で取得できるというメリットがあります。この資格を取っておくことでキャリアアップの道がより見えてくるでしょう。なお介護職員初任者研修を受講しないで、飛び級で実務者研修を受講しそこから実務経験を積んでから介護福祉士になるという方法もあります。
介護福祉士後のキャリアアップ
介護福祉士として経験を積んだ後は、ケアマネージャーにキャリアアップすることを目標にしましょう。ケアマネージャーは介護職におけるキャリアアップの代表的なポジションです。豊富な知識と経験があることが求められるポジションで、介護支援専門員とも呼ばれる公的資格です。ケアマネージャーの受験資格としては、すでに介護福祉士が社会福祉士などの国家資格を持っていること、業務に従事した日数が900日以上あること、実務経験が5年以上あることなどがあげられます。
平たく言えばケアマネージャーは介護福祉士のエキスパートが就けるポジションといったところです。ケアマネージャーになると従事できる仕事の領域が増えたり待遇面でも改善が見られたりします。ケアマネージャー以外にも、サービス提供責任者や認定介護福祉士など、介護福祉士がキャリアアップする方法は他にもあります。