自分の親や家族もお世話できるかも

介護のノウハウや資格を持つ事のメリット

介護業界に進むことのメリットの一つは、安定性です。高齢者は日に日に増加していますが、現在日本は超高齢化社会の真っただ中にいます。そのため今後介護業界はますます拡大し、介護従事者の需要も伸びてくるでしょう。そのため介護のノウハウやスキルを持っていることで転職に有利になると言えます。

しかし介護に携わることには他のメリットもあります。介護に詳しくなることで、自分の親や親族等の世話も効率よくできるようになるからです。介護福祉士として働いている方の中にも、親が要介護者であるという場合が少なくないでしょう。親の世話が必要な場合、仕事で培ったノウハウが役に立ちます。特に認知症などの症状が見られる場合は専門的な知識も必要になるはずです。介護業界で学んだ事がそっくりそのまま当てはまるわけではないにしても、何も知らないよりははるかにマシなはずです。

親の介護に関する介護福祉士達の声は?

介護福祉士の資格を持っている方は、自分の親の介護に関してどのようなことを思っているのでしょうか。生の声を見てみましょう。

いつかは自分の親の介護をするときが来る。今の自分の仕事はその時のためにもなると思って働いている部分もあります。
介護のプロとして他のお年寄りの世話をするのと家族の介護をするのでは、まったく違いますよ。仕事では何を言われてもニコニコ対応できるけど、両親に悪態をつかれたら本当にイライラして、たまに怒鳴ってしまったりしますからね。

親の介護のことを考えて現在働いている方がやはりいらっしゃいます。一方で親が要介護者となっている方の場合、労働での介護とプライベートでの介護のギャップを感じている方もいます。確かに親であるからこそ我慢できずに感情を表に出してしまうことがありえます。そのため自身の介護のスキルやノウハウをある程度活かしつつも、別のケアマネージャーや介護福祉士のサポートを受けるというのも良いでしょう。

親の介護での注意点

親の介護を考えている介護従事者の中には、仕事として親の介護をしたいと思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし介護保険法には、「指定訪問介護事業者は、訪問介護員等に、その同居の家族である利用者に対する訪問介護の提供をさせてはならない(一部例外を除く)」と定められています。そのため原則的にはヘルパーが同居の家族にサービスを提供することは禁じられています。家族の介護を給与をもらいながら行なうことは不正になってしまいます。そのためあくまで介護の知識や資格を活かしてプライベートで親の介護を行なう必要があります。