職場環境や福利厚生はちょっと古い感覚かも

介護職を目指すなら職場環境や福利厚生をチェックしよう

高齢者の方や障害者の方は常にいらっしゃいます。そのため介護の仕事は常に需要があります。また現在の日本では65歳以上の高齢者の方の割合が非常に高くなってきていて、看護業界では人材不足が叫ばれています。そのような状況の中で介護の仕事を身につけることは将来の安定性につながると言えるでしょう。しかしいかに需要があったとしても、仮に職場環境が整備されていなかったり、福利厚生が充実していない場合は働きにくく感じてしまいます。

そのため介護業界に就職する前に、希望就職先の環境をよく調べておくことは大切です。そうしないと離職につながりやすくなります。厚生労働省のデータによると、常勤労働者の離職率は16.8%で、産業系の離職率12.4%よりも高い水準になっています。また訪問介護員と介護職員の離職者の73%が勤務年数3年未満となっていて、多くの方が早いうちに職場を離れていることがわかります。離職を避けるために、事前に職場環境と福利厚生を調べておく事はやはり大切です。

介護業界の現状

介護労働安定センターによる「平成25年度介護労働実態調査」のデータをもとに、職場環境や福利厚生の現状について見てみましょう。この調査では現在の仕事の満足度をチェックしています。回答労働者数18881人によると「福利厚生に満足している」と回答した方は10.1%、「やや満足している」は15.7%、「普通」が48.1%、「やや不満足」が15.6%、「 不満足」が7.9%となっています。「満足」「やや満足」と回答している方の総計から、「やや不満足」「満足」と回答している方の総計を引くと+2.3ポイントです。

福利厚生は悪くないものの、それほど充実しているわけでもないことが分かります。同じ計算を他の項目でも見てみましょう。「キャリアアップの機会」は+5.5ポイント、賃金はマイナス24.5ポイント、勤務体制は4.1ポイント、労働時間・休日等の労働条件が5.2ポイントとなっています。こうした数値を見ると、まだまだ改善すべきポイントがたくさんあることがわかります。

介護業界に入る前に

介護業界に入る前に、転職サポートサービスなどを利用して事前に職場環境や福利厚生をチェックするようにしましょう。人手が足りない事業所や賃金が低めの事業所、有給休暇が取りにくい事業所、休憩が取りにくい事業所などがあるため、キャリアアドバイザーによく相談しつつ就職先を決めると良いでしょう。