保育士には子どもの異変に気付ける観察力が大切

保育士に必須のスキル

目次

保育士に求められている子どもの異変に気付ける観察力とは?

子どもが好きで、保育士の資格を取得しても、保育士として必要なスキルを身に付けていなければ仕事をこなすことはできません。さまざまなスキルが求められていますが、それには笑顔を絶やさないことや朗読力、協調性、体力、そして、観察力などが挙げられます。

複数の子どもたちを同時にみて世話をしなければならない保育士には、子ども一人ひとりの行動や顔色など、小さな異変でも気づける観察の視野の広さは特に大切です。どんなに思考力や発想力があっても、子ども一人ひとりの実態をしっかり掴むことができていなければ、子どもをしっかり理解することができないでしょう。保育士としての観察力を身につけたいところです。では、どのようにすれば観察力を培えるでしょうか?

子どもの小さな変化に気づくには?

毎朝、子どもたちの様子を注意深く観察すると、さまざまな変化に気付きます。朝から嬉しそうな子どももいれば、元気のない子どももいますし、昨日はバンドエイドを貼っていなかったのに今朝はバンドエイドを貼っているなど、何かしらの異変や変化が見られるでしょう。そのような小さな変化には、さまざまなヒントが隠れているので、注意深く観察する必要があります。たとえばいつもは元気なのに朝から元気がない態度をしているなら、その子どもに何があったのか原因を想像してみましょう。

”朝から親に怒られたのかな?、”兄弟けんかをしたのかな?”、”体調が悪いのかしら?”、”さっき転んだばかりなのかしら?”、”他の子どもにいじめを受けていないか?”など考えられるさまざまな理由を想像しながら、その子どもに声をかけて、理由を探ってみるようにしましょう。理由が判明すれば、適切な対応をすることができます。もし体調が悪いようなら、その日は注意深く観察する必要がありますし、もし親に怒られたり、兄弟げんかをして元気がないなら、その理由を聞いてフォローすることで、いつもの元気を取り戻せるでしょう。

クラス全体を見られるような観察力を身に付けよう!

子どもたちの気持ちをしっかり受け止めることは、クラスのまとめやすさに大きく影響します。保育士として子どもたちの気持ちを的確につかむために、日ごろからよく観察し、クラスの雰囲気を把握しておくようにしましょう。保育士のクラス運営は大切です。多くの子どもは、自分から気持ちを伝えることができません。

ですから、ちょっとした異変に気づくことが保育士には求められています。子どもたち一人ひとりの行動からも、異変や変化を観察できるでしょう。是非、子どもの思いが感じ取れるように、観察力を日々高める努力をしていきましょう。